11.2 C
Tokyo
9.5 C
Osaka
2025 / 12 / 09 火曜日
ログイン
English
流通・飲食小売関西で歳暮ギフトセンター開設 「攻め」の消費動向に期待

関西で歳暮ギフトセンター開設 「攻め」の消費動向に期待

近鉄百貨店は18日、関西の百貨店のなかで最も早く歳暮ギフトセンターを開設した。大阪のあべのハルカス近鉄本店では、センターオープンを前に担当社員15人が法被を着用して売場に勢ぞろい。こぶしを上げながら「がんばろう!」と声をかけて気合いを入れた。同店では12月25日までの69日間、ギフト約1千500点を販売。売上前年比102~3%を目指す。

北村真一・営業政策本部商品政策推進部課長は、今歳暮市場について「コロナが5類となり、消費動向が守りから攻めへと変化している。ギフトにおいても、良いものを贈りたいという気持ちの高まりに期待したい」と話した。

品揃えでは「アフターコロナ」「家庭防衛」「地域創生」をテーマに注力。外出機会の増加に伴い、本店レストランの食事券や年末年始に大勢で集まることを想定した鍋物商材を強化。地方との共同取り組みでは、北海道や高知県と連動した送料無料ギフト、全国13の百貨店と共催するECサイトの商品を展開。物価高騰や送料に対する意識がさらに高まるなかで、ビールやハムなどが関西圏で送料無料になるサービスを前年比1.5倍の30品目に拡充して販売する。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。