開発途上国の子どもたちに給食を届けることを目的とした「おにぎりアクション2023」(主催:NPO法人TABLE FOR TWO International〈TFT〉)が10月4日~11月17日の期間で実施されている。9回目となる今年は過去最大の180万食の提供を目指す。
TFTは07年に日本で設立され、世界の食料問題解決に貢献することを目的に活動している。本プロジェクトは、世界の食料問題を考える日として国連が定めた「世界食料デー」(10月16日)を記念したもの。
開始初日の記者発表会で土井暁子事務局長は「世界の飢餓は改善されていない。SDGsの目標2『2030年飢餓ゼロ』の達成に向け邁進する」と述べた。
プロジェクトでは、日本の食である「おにぎり」をテーマにした写真をSNSなどに投稿すると、協賛企業の寄付によりTFTを通じてアフリカ・アジアの子どもたちに給食5食(100円)が届けられる。今年はセブン―イレブン・ジャパン、オイシックス・ラ・大地、井村屋グループ、ニッスイ、ニコニコのりなど36社が協賛。昨年から2社減だが寄付総額は増加した。
2年連続となるセブン-イレブン・ジャパンは、全国2万1千店でポスターを掲示するほか、セブン-イレブンおにぎりの写真投稿で給食10食分を寄付。
ニッスイは「大きな大きな焼きおにぎり」のキャラクター「やきおにお」を使った企画で貢献。ニコニコのりは商品詰め合わせセットが当たるキャンペーンなどを実施する。