ニッスイ NZ4位の漁業会社を現地グループ企業が買収

ニッスイは9月19日、ニュージーランドに拠点を置くグループ企業のシーロード社(50%出資)が同国4位の漁業会社であるインディペンデント・フィッシャリーズ(IFL社)との間で買収契約を締結したと発表。これにより、シーロード社はIFL社の保有する漁船2隻、4万6千t相当の漁業枠、冷蔵倉庫および設備などを取得し同国1位の水産会社となる。

ニュージーランドの通商委員会と海外投資局の許可・承認を得た後、買収が成立する見通し。ニッスイは長期ビジョン「Good Foods 2030」の中でグローバル展開の加速を掲げており、今回の買収は「水産資源アクセスのさらなる強化につながる」(同社)としている。

今後も世界に広がるグローバルリンクスと各域内ローカルリンクスの協働により、水産資源へのアクセスから食卓に届けるまで、漁獲・養殖、加工、販売に至る各機能の強みを生かしたバリューチェーンを強化していく。

【IFL社の概要(取得前)】本社所在地:ニュージーランド・クライストチャーチ市▽代表者:マーク・アリソン代表取締役▽事業内容:漁業▽設立:1956年。

【シーロード社の概要】本社所在地:ニュージーランド・ネルソン市▽代表者:ダグ・ポーリンCEO▽事業内容:漁業・養殖業・水産物の加工販売・加工食品の製造販売▽設立:1961年▽株主:Aotearoa Fisheries社50%、ニッスイ50%。

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