5.9 C
Tokyo
7.6 C
Osaka
2025 / 12 / 27 土曜日
ログイン
English
加工食品菓子「ネタマッチ合同記者発表会」 8社が秋冬のイチ押しアピール 菓子企業3社も

「ネタマッチ合同記者発表会」 8社が秋冬のイチ押しアピール 菓子企業3社も

8月3日「2023年秋・冬ネタマッチ合同記者発表会」が開催された。同発表会は、8社(キユーピー、理研ビタミン、ミツカングループ、丸大食品、ヤマサ醤油、ロッテ、湖池屋、おやつカンパニー)が参加し、メディア向けにイチ押し商品を紹介した。

3部制に分かれて各社登壇し、2部には菓子カテゴリー3社が秋冬の注力商品について説明した。

▽ロッテ=8月22日に発売する「スウィーティガム」(9枚、オープン価格)、「マスカットガム」(同)、発売40周年を迎え8月1日にリニューアルした「ブラックブラック粒ワンプッシュボトル」(140g、オープン価格)を展示。

直近のガム市場は5~6月、8%増と復調の兆しをみせ、今後さらに活性化するためには「板ガム」が一翼を担うとみている。昨年復刻版の板ガムを発売したところレトロブームもあり、懐かしむ世代に加え若年層からも支持を得てSNSなどでも話題になったことを理由とした。

また、ガムの棚に板ガムを置くことで、面白さやバラエティ感が加わり活性化につながると捉えている。

「The素材のご馳走」シリーズ(湖池屋)
「The素材のご馳走」シリーズ(湖池屋)

▽湖池屋=7月24日に全国発売した新ブランド「The素材のご馳走」シリーズを展示。創業当時つまみ菓子を製造していたことから原点に立ち返った商品で、今では高付加価値スナック市場を確立した湖池屋が、原点のつまみと融合させた新ブランド。日中の喫食シーンが高いスナックを、夜に喫食される大人のプレミアムチップスとして新しい家飲みの選択肢として創造する。

フレーバーは厚切りのじゃがいもをじっくり揚げて芋の旨味を凝縮した「ポテト塩とごま油」、海老まるごとを練り込んだ「海老」、チーズをふんだんに練り込んだ「チーズ」の3種。3種のフレーバーごとにタレントの相葉雅紀さんを起用した新CMも全国で放映されている。

▽おやつカンパニー=主力ブランド「ベビースター」は発売から65年目を迎えた。ブランド認知率は97.1%と高いが、離反率が高いことを課題とし、スナック売場はニュートラルな状態で足を運ぶ消費者が多いカテゴリーであることを背景に、ブランドノイズを生み出すことで想起率を上げていくことに重きを置く。

「ベビースター」の新製品各種(おやつカンパニー)
「ベビースター」の新製品各種(おやつカンパニー)

ブランドを想起させるために消費者との接点を増やし、23年7月度も29社の他業種とコラボを実施。今期も昨年度を上回るコラボを予定し、「#こんなとこにもベビースター」をコンセプトに年間を通して一貫したコミュニケーションを続けていく。

展示会場では、スナック菓子メーカー同士のコラボで「ベビースターポテトチップス(チキン風味)」(山芳製菓)、「ベビースタードデカイラーメンわさビーフ味」(おやつカンパニー)など様々なコラボ商品が紹介された。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。