オタフクホールディングスは広島市や呉市など広島県内10の市町へ、ご当地お好み焼をデザインしたマンホールを寄贈した。昨年から続く100周年企画の一環。
県内には広島市の広島お好み焼をはじめ、半円形の呉焼き、純米吟醸の酒粕を使った竹原焼、ミンチの入った府中焼など多くの特徴的なお好み焼がある。
8月からはマンホールと連動し、観光スポットを周遊するスタンプラリーをデジタルとリアルで実施、観光の活性化につなげる。
10日に広島市で開かれたお披露目会では、佐々木茂喜社長が各市町の代表者にマンホールを贈呈。受け取った広島市の担当者は「これだけ県の広範囲で展開した例は今までなかった。下水道に注目してもらう良い機会になる」と期待を示した。
「笑顔と感謝の100周年に」佐々木社長
佐々木社長は実施に至った経緯などについて次の通り述べた。
笑顔と感謝の100周年にしたいと昨年、社内で企画を募集した。マンホールは当初、実施する予定ではなかったが社員の熱い思いで実現した。結果的に一番盛り上がったのではないか。
インバウンドが増えている理由の一つは、われわれがまだ気付いていない魅力が地元にたくさんあるからだと思われる。マンホーラーや蓋女といったファンも多いと聞く。この企画の成功を願っている。