店舗活性化へ提案「味噌フェス」 ジャポニックスが「彩食展」

ジャポニックスは6月20・21の両日、恒例の展示会「彩食展」を大阪市の大阪国際会議場で開催し、小売業などの取引先約800人が訪れた。

会場は約190社のメーカーが新商品などを提案したほか、同社が自社ブランドを中心にメニューとともに提案。会場入り口には「店舗活性化に貢献」(土屋勇蔵社長)を図る「味噌フェス」として、青果、鮮魚、精肉向けで提案。青果向けでは、野菜とおかず味噌の提案を中心に、同社新商品の「ぱりぱりきゃべつみそ」の試食などを展開。精肉では、チルドギョーザと自社商品「味噌屋の餃子たれ」との関連販売も訴求した。

土屋勇蔵社長(ジャポニックス) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
土屋勇蔵社長(ジャポニックス)

自社ブランドの今秋の新商品は「コロナ禍で提案できなかった分も含めて例年より多い」(同社担当者)とする12品で、みそ、菓子、ジャム、茶葉など幅広く開発した。

その12品は前述した胡椒味の「ぱりぱりきゃべつみそ」、ごま油を加えた「ぽりぽりきゃべつみそ」のほか、「お餅につける味噌だれ」、薄皮付きのピーナッツに米みそを合わせた「みそピ」、大阪発祥のさつまいもブランド「夢シルク」の焼き芋を使用したさつまいもバターの「シルクスイートの焼き芋バター」、6種のハーブをブレンドした「スウィートハイビスカスティー」など、味噌以外の商品も多い。開発中の商品も試食提案し、好評なら新発売とする商品も数品提案した。

土屋社長は今期1月から直近までの売上高について「前期比約3%増」とし、価格改定による単価増と、小売側の「付加価値商品強化」の方針などが「売上増に寄与している」と述べた。

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