熱中症対策に「アーモンド効果」 豊富なビタミンEとともに含まれる食塩相当量に商機

江崎グリコは、アーモンドミルクのトップブランド「アーモンド効果」で6月から8月にかけて熱中症対策飲料としての訴求を本格展開している。新規ユーザーを含め消費者との接点拡大が目的。取材に応じた江崎グリコ健康事業・新規事業マーケティング部の増田秀人氏は「新しいシーンで試して知っていただくことで接点を広げていきたい」と語る。

1本(200㎖当たり)には、ビタミンEが10㎎と1日分の必要量含まれているほか、食塩相当量が0.4g(「薫るカカオ」は0.3g)含まれ、全国清涼飲料連合会が制定する「熱中症対策」表示ガイドラインの基準を満たしている。

表示ガイドラインによると、ナトリウム濃度として少なくとも飲料100㎖当たり40~80㎎を含有する清涼飲料水を熱中症対策飲料と定める。この値は厚生労働省HPのマニュアル記載の値に基づき、食塩相当量として0.1~0.2gとなる。

同社は、この食塩相当量に着目し、昨年、店頭POPを掲出して売場づくりに反映させた。今年はこの動きを加速し、店頭POPにとどまらず様々なアクションプランを実施する。

そのメーンの施策が、日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトへの参画となる。「パッケージを変えるのではなく、『熱中症ゼロへ』のロゴを使ったシールを商品に貼って店頭で訴求していく。店頭ではPOPに加えてトップボードの販促ツールを用意して熱中症対策にも適した飲み物であることを知ってもらう活動を今期は進めていく」という。

同プロジェクトには地方自治体も参画していることからエリアを絞った活動も予定。「各自治体が実施されるイベントに参加して、商品体験・理解促進を図る活動も計画している」と述べる。

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