明治 中国新工場で開業式 差別化乳製品の拠点へ

明治は、明治乳業(天津)有限公司(所在地・中華人民共和国天津市)が今年1月から稼働開始したことを記念し、5月22日に現地で開業式を開催した。

明治乳業(天津)有限公司は、100%出資子会社の明治(中国)投資有限公司を通じて設立し、牛乳・ヨーグルトなどを生産する。

開会式には大使館や天津経済技術開発区(TEDA)をはじめ行政関係者や協力企業らが参加し、明治グループの創業の精神や歴史、製造ラインの見学、生産商品の試食など行った。

同工場では、独自の生産技術を活用したフルーツヨーグルト「粒馥楽(リフル)」の生産を新たに開始。低脂肪で濃厚な口当たりが特長の新しいタイプのフルーツヨーグルトで、高まる健康に対するニーズに応える。

明治は「高付加価値商品の生産拠点として、中国北部エリアを中心に牛乳やヨーグルトなどをお届けできるよう供給体制を強化する」などとし、今後も高付加価値で差別性の高い牛乳・ヨーグルトなどを生産、発売していく。

中国国内における牛乳・ヨーグルトの生産は、これまで明治乳業(蘇州)有限公司の1拠点で行ってきたが、同工場の稼働により北部エリアへの供給拡大が可能となった。