14.9 C
Tokyo
15.5 C
Osaka
2025 / 11 / 05 水曜日
English
飲料系酒類ビール大麦「各県とも順調生育」 キリン福岡工場が作況調査
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ビール大麦「各県とも順調生育」 キリン福岡工場が作況調査

キリンビール福岡工場(高橋伸夫工場長)は今年のビール大麦の収穫見込み量や品質を把握すべく、麦の収穫期前となる4月26日に福岡県、同27日と28日に佐賀県、今月9日に大分県のビール大麦作況調査を行った。今回の作況調査では昨年のビール大麦の品質のフィードバックも実施しており、ビール大麦生産地とキリンビールをつなぐ重要な場となっている。

日本で唯一工場内に製麦(せいばく)施設を持つキリンビール福岡工場では、1966年の設立時よりビール大麦から良質な麦芽を生産。現在、福岡県のビール大麦はキリンビールが100%契約栽培している。製麦はビール大麦から麦芽をつくる工程。製麦の良し悪しは製品そのものの質と直結するだけに、製麦ではビール大麦が持つ可能性を最大限に引き出して良質な麦芽をつくることが重要になる。

またビール大麦はその年ごとの気候や栽培条件の影響を受けるため、毎年品質が異なることになる。そこで同社では毎年各地の圃場(ほじょう)を訪問し作況調査を実施することでその年の作柄や品質を予測し、より良い麦芽を製造できるよう製麦工程の準備をしている。

「当社福岡工場から福岡県では5人の社員がJAみい、JA福岡京築、JAむなかた、JA糸島管内、佐賀県では同じく5人の社員が佐賀市、小城市、神埼市、白石町、みやき町、大分県では3人の社員が豊後大野市の圃場を訪問。生産者、農林水産省、県、JAなどとの意見交換を通じて各県とも順調に生育していることを確認することができた。生産者の方々による日々のきめ細かい栽培管理の積み重ねでお客様に安心・安全な商品をお届けできている」(キリンビール福岡工場)としている。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点