腸内環境に合わせたグラノーラを 「個」に寄り添う定期購買サービス開始 カルビー

カルビーは4月25日から、メタジェン(本社・山形県鶴岡市)、サイキンソー(本社・東京都渋谷区)と共同開発した、個人の腸内環境を検査しグラノーラを定期購買するサービス「Body Granola」を開始した。カルビーが成長戦略として掲げている新規領域「食と健康」の新たなビジネスモデルとして確立し、5年間で延べ10万人の利用を目標としている。

2030年に向けた長期ビジョン「NEXT Calbee&Beyond」の実現へ23~25年を構造改革期とし、成長戦略の柱に①国内コア事業②海外事業③アグリビジネス④食と健康――を掲げ、「Body Granola」は新規領域の食と健康に当たる。

江原信代表取締役社長兼CEOは、今回の開発経緯について「個に寄り添った商品・サービスでお客様の健康に寄与したいという思いから、コロナ禍で低下が懸念されていた「免疫」に着目し、腸内環境研究で国内最先端のメタジェンさんと、国内最多の腸内フローラ検査を手掛けるサイキンソーさんの知見を生かし、約2年半を経て発売に至った」と語り、腸内環境に着目した新たなビジネスモデルの構築を図る。

事業スキームは、サイキンソーの腸内環境検査(税抜価格9千800円)を実施し、約1か月後に検査結果を基にグラノーラを選択、定期購入(同3千500円/月+送料)する仕組み。

なお、今後は中国を中心とした海外展開も視野に入れているほか、エビデンスを基に健康に良いフードを展開していきたい考え。