刺身には「さしみのたれ」をクリトモさんが店頭でアピール キユーピー

キユーピーは4日から7日まで、首都圏のスーパー4店舗で新商品の「さしみのたれ」を使った新たなレシピ提案会を開催した。このイベントは水産庁が推進する「さかなの日」(毎月3~7日)に合わせて実施したもの。魚のプロで料理家の栗原友(クリトモ)さんが鮮魚売場に立ち、キユーピーの生鮮売場専用商品ブランド「フレッシュストック」から発売されたばかりの「さしみのたれ」を使った刺身の新たな食べ方を紹介した。

クリトモさんは「お刺身を食べる若い人が増えている。キユーピーさんと一緒に考案した『さしみのたれ』もこうした良い流れに乗っていきたい。店頭での食べ方提案は、お刺身を一つの食材として調理することで、魚料理のレパートリーを増やしていただくというのが狙い。手巻寿司の味変や、丼もの、ゆでたタコとじゃがいもを混ぜたサラダなど、自由な発想で調理してほしい」と目的を語った。

“クリトモ効果”でさらに活気を見せた鮮魚売場 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
“クリトモ効果”でさらに活気を見せた鮮魚売場

7日にイベントを開催したオオゼキで鮮魚部門課長を務める髙橋賢氏は「お刺身はもちろん、つまとも相性が良い。一度食べたら忘れない味でリピート購入につながることを期待している。『さしみのたれ』というネーミングは、お客様にダイレクトに伝わる。これまで少なかったさしみの調味料に選択肢が増えたのは、販売する側としてもありがたい」と話した。

同社ビジネスイノベーション事業本部部長の座田(さいだ)英明氏は「本格的な試食販売は久しぶりだったが、とても盛況だった。オオゼキでは『さかなの日』の企画に積極的に取り組んでおり、これまで佐世保の恵だこや銚子で揚がった真だこなどを紹介してきた。今回も想定を上回る反響で大成功だった」と喜んだ。

「さしみのたれ」は、うま辛明太マヨ味と焙煎ねりゴマ味の2種類で展開。現在、全国約2千店に配荷が進んでいる。一部のネット通販でも購入可能だ。クリトモさんは今後も全国各地で「さしみのたれ」の店頭イベントや料理教室などを行い、国民の魚食拡大を盛り立てる。