ギョーザで「卒餃式」 味の素冷凍食品×大和大学

味の素冷凍食品は、大和大学(大阪府吹田市)の卒業式にあわせ、当日キャンパスで「ギョーザ」を焼くイベント「卒餃式」をサプライズで開催した。雨天のためスペースが限られた屋内会場となったが、卒業生・保護者・在学生ら約150人が自由に参加し、約2千個の「ギョーザ」を仲間と焼いて、食べてリアルのコミュニケーションを楽しんだ。

同社が全国の大学生を対象に行った調査によると、コロナ禍の影響で「交友関係、コミュニケーション不足などによるメンタルヘルス悪化に対する不安」を回答した割合が約65%に上ったという。大和大学とは双方の公式Twitterで課題を共有しており、このたび「かけがえのない絆と新生活へのエールを卒業生に贈りたい」との想いが一致しイベントの実現に至った。

当日は、卒業式が挙行され、最後のホームルームが終わった後、卒業生をサプライズで「卒餃式」イベントの会場へ誘導。多くの卒業生らは驚きつつも仲間を誘い合って参加した。

オープニングセレモニーに続き、各テーブルに用意されたフライパンとガスコンロで「ギョーザ」の調理に挑戦。パリッと羽根が広がった出来上がりに感激したり、おいしさに笑みがこぼれたり、あっという間にお皿は空になった。その後は卒業生に絵馬がプレゼントされ、思い思いの願いや抱負を書きこんだ。

開催にあたり、味の素冷凍食品の谷口玲奈戦略コミュニケーション部企画・管理グループ長は「当社の『ギョーザ』の羽根のように、大きく羽を広げ、未来に向けて羽ばたいていただきたい、そんな願いを込めて『卒餃式』を企画した。コロナ禍で対面して楽しむ機会が減っていたと思うが、本日はご友人と一緒に『ギョーザ』を焼いて楽しい思い出を作って欲しい」とコメントした。