日本アクセスの社長に4月1日付で就任する服部真也副社長は、17日に開催された「アクセスロジスティクス会」で物流パートナーを前に次のように語った。
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1959年大阪で生まれ、今年で63歳。学卒後、82年に伊藤忠商事に入社し、繊維カンパニー繊維資材部に配属された。アパレルの世界を想像されるが、繊維は全産業で使われている。自動車のシートやエンジンベルト、タイヤの補強材から、養殖用の網、ティーバッグなど様々な用途がある。産業用繊維を通じて、様々な製品のモノづくりと物流を組み合わせ、サプライチェーンを構築する仕事に長らく従事してきた。
ドイツに4年間駐在後、伊藤忠が株式25%を取得したワタキューセイモアに出向した。ワタキューはリネンサプライなど病院・施設向けの総合ビジネスを展開、グループ会社では病院食のトップシェアを誇る日清医療食品が知られている。8年間在籍して、営業本部長、経営企画を担当した。その後、18年に日本アクセスに入社し、次世代ビジネスを担当。EC強化のため、ロジスティクス戦略にも関わってきた。21年にはノンフードビジネス営業部が設立、日用雑貨や包装資材、ユニフォームなどの関連資材を取り扱い、アクセスの得意とする食品とともに、小売業のビジネスをトータルでサポートするソリューションを展開している。
繊維資材では、モノづくりと物流を組み合わせたサプライチェーン構築に取り組んできたと申し上げたが、お客様の求める物流品質を実現し、ジャストインタイムで届けるロジスティクスの重要性は人一倍、実感している。ワタキューセイモアでは病院内の店舗運営のほか、高度な衛生管理が求められる医療器具の滅菌など、様々なオペレーションに従事してきた。そこで学んだのは日々の業務を支える現場の取り組みであり、品質・安全意識のレベルを共有し高めていくことにある。日本アクセスの物流も同じで、物流パートナーの皆さまの協力の賜物であり、今後も一層のご支援をお願いしたい。