「FOODEX JAPAN2023」(3月7~10日、東京ビッグサイト)において、「イタリア館」は海外パビリオンの中でも最大級のスペースを出展した。昨年を上回る約3千㎡を構え、約170社が「ワイン」「チーズ」「オリーブオイル」「パスタ」など自慢の品々をアピール。イタリア全20州の郷土料理にスポットを当てた「キッチンデモンストレーション」、アレンジレシピを紹介した「イタリア産チーズ特設コーナー」なども人気を集めた。
ディジョヴァンカルロ部長は「イタリア側の要望もあって展示面積を拡大。参加者一同は4年ぶりの通常開催に高いモチベーションで臨んだ。各ブースとも多くの来場者を迎え、非常に良い手応えを得ている」。
日本向けの輸出動向に関して「22年は全体的に順調だった。コロナ禍で苦戦したワインが回復し、パスタやトマト加工品は一貫して高いレベルにある。23年は特にチーズの伸びに期待。PRイベントなどでの反応が良く、幅広い味わいが楽しめるイタリア産チーズへの関心が高まっている」。
日本でイタリア料理が広く親しまれていることについて「大変嬉しく誇りに思う。(自身が3年半前に着任して以降)日本人が想像以上にイタリアの食に詳しくて驚いた。新しいマリアージュや食材の使い方など気づかされることも多い。両者の関係をさらに深めていきたい」と話した。