スーパーマーケット・トレードショー開幕 価値変容とらえ「生命防衛隊」に SM協・横山会長

全国スーパーマーケット協会は、15~17日まで幕張メッセ全館で、スーパーマーケット(以下、SM)を中心とする食品流通業界に最新情報を発信する商談展示会「第57回スーパーマーケット・トレードショー2023」(SMTS)を開催した。

出展は、2千46社・団体、3千271小間。事前登録入場者は4万人を超え、約6万人を見込んでいる。

同協会会長の横山清氏(アークス社長)は、開会式でSMTSについて「業界がいかに消費者ニーズに合った方向性を保っているかを確認する場でもあり、新しい分野を取り入れる場でもある。各企業が持っている技術や商品をSMTSで広め、それが全国に広がることで、日本の食生活を中心とした生活体系に変化を与えていく」と開催の意義について語った。

またSMは、どんな時でも生活を支える生活防衛隊改め「生命防衛隊」だ、と横山会長語録も飛び出した。横山会長は今後のSMの在り方について「コロナ禍での行動変容によって、消費者の生活が変わり価値変容が起こっている。ただ価格ばかり追うのではなく、サービスもSMの商品の一部であり、付加価値のある魅力的な店にするためには、サービスをいかに消費者に伝えられるかが重要なことだ」と語った。

なお、ブースではSMTSの主催者企画として「冷凍×食」ゾーンが新設された。ゾーンのアンバサダーには“冷凍王子”の愛称で活躍中の西川剛史氏を起用。全国SMの冷凍PB試食体験や冷凍新商品100品を展示した。