業界初の紙使用パッケージに農林水産大臣賞 味の素冷凍食品

味の素冷凍食品では、家庭用商品「地鶏釜めし」の「紙を一部使用した袋パッケージ化」の取り組み(22年2月上旬から順次切り替え)が、「第44回食品産業優良企業等表彰」の環境部門(容器包装リサイクル推進タイプ)において、農林水産大臣賞を受賞した。国内の冷凍食品業界で初めて(同社調べ)となる取り組みが評価の対象となった。

表彰事業は食品産業センターと食品等流通合理化促進機構の共催。対象は食品に関わる環境対応、画期的な新技術、新製品の開発など。

冷凍食品は温度変化で結露が発生しやすいため、耐水性の弱い紙フィルムでの袋パッケージ化はハードルが高い。同社は包材の選定や包装技術の開発など試行錯誤を繰り返し、検討開始から1年半を経て新パッケージを実現した。今回の切り替えにより、従来品比で約9.7%のプラスチック使用量削減を見込む。

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