12.2 C
Tokyo
10.5 C
Osaka
2025 / 11 / 23 日曜日
ログイン
English
食肉食肉加工品プリマハム「賢く消費」に照準 サラチキ刷新、大豆ミートも拡充
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

プリマハム「賢く消費」に照準 サラチキ刷新、大豆ミートも拡充

プリマハムは、春夏商品政策のテーマに「楽しく消費、賢く消費」を掲げる。

「当社も4月に実施する食品値上げは、まだまだ続く。生活防衛意識が強まるなか、無駄なものは買わず賢く選択する傾向が強まるだろう」(商品企画部長代理 中瀬善一氏)。シビアな節約志向のなかでも、家飲みやプチ贅沢への欲求が高まっていることから、こうした消費者意識に寄り添うアイテムを揃えた。

今春はリニューアル品が中心。シェアの高いサラダチキンでは国産原料使用をより強調するため、ブロックタイプのパッケージに「九州産鶏肉」と大きく表示するとともに、新たに採用した「長崎県五島灘の塩」をアピールする。パッケージを縮小してプラ使用量を削減し、環境配慮も強化した。

強みのドライソーセージでも、スライスサラミや「北海道十勝カルパス」など7品をリニューアル。女子サッカーW杯などスポーツ自宅観戦のお供や、関東大震災から100年を迎えて高まる災害備蓄への意識に応える。

また「代官山ハイライフポークテーブル」シリーズとして展開してきたハイライフ社(カナダ)のハーブ三元豚を使ったハム・ソーセージは、首都圏以外のユーザーにも分かりやすく「東京代官山」とパッケージに明記。4品を刷新した。

ハム・ソー以外の加工食品では大豆ミート「トライベジ」に、要望の多かった「ナゲット」を追加。やわらかく食べ応えある食感に仕上げている。

トレーのままレンジで温められる常温惣菜シリーズ「ストックディッシュ」でも、新たに大豆ミートを使った「大豆のお肉とお豆のキーマカレー」を発売。肉を使っていないため、災害時などには温めずにそのままでもおいしく食べられるという。「トライベジ」を入口に大豆ミート商品を使い始めたライトユーザーをつかみたい考えだ。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点