飲料系飲料キリン「プラズマ乳酸菌」入...

キリン「プラズマ乳酸菌」入り飲料1.5倍計画 目玉は「おいしい免疫ケア」 新製造ライン稼働して高収益化も後押し

 キリンビバレッジは「プラズマ乳酸菌」入り飲料で今年、前年比53%増の1010万ケースの販売目標を掲げる。

 そのための目玉として、昨年、朝の健康習慣ニーズを獲得すべくドリンクヨーグルトなどチルドカテゴリーの“健康ワンショット市場”に本格参入した100mlペットボトル(PET)飲料の「iMUSE 朝の免疫ケア」に磨きをかける。

 同商品は好調に推移しチルド売場の開拓に成功した一方、商品認知率が低く、トライアルも限定的という課題を残した。

 今年、この課題を解消すべく、機能とおいしさを両立させて同商品を大刷新。よりおいしく満足感が得られる味覚に仕立てたほかデザイン・ネーミングも改め、機能性表示食品「おいしい免疫ケア」(100mlPET)を3月28日に新発売する。

 25日発表した吉村透留社長は「お客様の毎日においしい健康を最適なタッチポイントで提供して強いブランドをつくることで高収益化を実現する」と意欲をのぞかせる。

 100億円を投じて設置した湘南工場の新製造ラインが3月に稼働し「おいしい免疫ケア」などを自社製造することでも高収益化を後押しする。

 新ラインについては「自社製造は『おいしい免疫ケア』がメインになるかと思うが、小型PETだけでなく500mlPETに切り換えることもでき、効率的に回せば投資回収は極めて早いのではないかと考えている」と説明する。

「生茶 免疫ケア」280mlPET(右)
「生茶 免疫ケア」280mlPET(右)

 500mlPETも強化してヘルスサイエンス領域の売上収益は今年、前年比1.5倍以上を計画する。

 計画達成に向け、自販機で「生茶 免疫ケア」280mlPETを新たに販売するなど商品全体で接点拡大に取り組み免疫ケアを習慣化していく。

 免疫ケア市場の成長機会について、成清敬之執行役員マーケティング部長は20‐69歳一般男女1万人を対象に昨年6月実施した同社調査結果から意識と行動のギャップに着目する。

 「約9割が免疫の重要性を理解している一方、習慣的に食品や飲料でケアできている人は約1割とギャップがある。飲料を摂取するきっかけをつくり習慣化していくことで免疫ケア市場を大きく伸長できる」との見方を示す。

「プラズマ乳酸菌」入り飲料全体で接点拡大に取り組み免疫ケアを習慣化していく。
「プラズマ乳酸菌」入り飲料全体で接点拡大に取り組み免疫ケアを習慣化していく。

 免疫ケア市場拡大への最初の施策としては、免疫ケアを自分事化してもらうための広告を展開し、次にプラズマ乳酸菌の機能への信頼を形成する広告を展開する。その後、あらゆるシーン・ターゲットに対応すべく接点を拡大していく。

 500mlPETの強化策としては、「 iMUSE(イミューズ) 免疫ケアウォーター」のパッケージデザインを刷新し、「生茶 免疫ケア」の味覚とパッケージデザインをリニューアルして3月21日に発売開始する。

 「生茶」「午後の紅茶」ブランドでの展開は免疫ケア市場の裾野拡大を目的とする。「『生茶』や『午後の紅茶』でもプラズマ乳酸菌が摂れると思っていただくのが我々の狙い」(吉村社長)と語る。

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