エバラ食品 ポーション調味料供給能力30%増へ津山工場に製造設備導入

エバラ食品工業は同社津山工場(岡山県津山市)に新工場棟を建設し、ポーション調味料の製造設備を導入する。稼働開始時期は2024年10月、投資金額は約36億円となる予定。自社工場へのポーション調味料製造設備の導入は栃木工場(栃木県さくら市)に続き2拠点目。「プチッと鍋」「プチッとうどん」などの販売好調を受け、ポーション調味料の供給能力を30%増強する。

同社の「プチッと鍋」(13年発売)や「プチッとうどん」(16年発売)は「一人でも鍋が食べたい」「手軽に本格的なうどんメニューを楽しみたい」といったニーズに応える新たな価値を提供することで成長。個食鍋つゆと個食うどんつゆの市場で売上ナンバーワンブランドの地位を保持する。

エバラ食品は今後も個食対応調味料の市場拡大が見込まれることから、津山工場にポーション調味料の製造設備を新規導入することを決定。栃木工場、協力工場と合わせて市場拡大に向けた生産体制の確立を目指す。

これにより、ポーション調味料の迅速かつ安定的な供給を実現させる。また、生産拠点の分散による配送の効率化でCO2排出量削減にも貢献する。