「ネスレ ミロ」の自販機が登場する。
ネスレ日本は21日、3月4日から4月30日までの期間限定で「ネスカフェ 原宿」（東京都渋谷区）に「ミロ 鉄分お助け自販機」を設置すると発表した。
同自販機では、「ミロ オリジナル」や昨年新発売した「ミロ オトナの甘さ」などを取り揃え、「ミロ」デザインのマグカップとのセット販売も行う。
女性に不足しがちな鉄分や吸収されにくいカルシウムなどを含む「ミロ」の栄養価値の訴求と鉄摂取の啓発が自販機設置の狙いと思われる。3月6日の「ミロの日」の前後で自販機設置のニュースをフックに話題喚起を図っていく。
鉄はカラダのすみずみまで酸素を運搬する役割を担う赤血球を作るのに必要な栄養素で、成人の体内には3～4gあるとされる。
このうち約70％は血液中の赤血球の成分である「働く鉄（機能鉄）」で、残りの約30％が鉄不足に備えて蓄えられている「備えの鉄（貯蔵鉄）」となる。
女子栄養大学の上西一弘教授は「鉄の摂取が少ないと、貯蔵鉄、機能鉄の順で減っていき酸素を運ぶ運搬能力がなくなっていく」と指摘する。
同自販機では、上西教授監修のもと開発した鉄不足チェックのコンテンツを展開。選択式の設問で鉄不足チェックを行い、チェックの結果と鉄補給に適した食品が表示されるようになっている。
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