逆光線(コラム)菅首相の答弁に思うこと

菅首相の答弁に思うこと

質問に正面から答えず用意した回答を繰り返す菅首相。こないだは聞いてもいないのに1964年の東京オリンピックの思い出を語る「問わず語り」が非難を浴びていた。自身で語るべき言葉がないのか、もしくは、ウッカリ発言で重箱の隅をつつかれるように言質をとられるのを恐れているからなのか。はたまた口下手なのか。それは、分からない。

▼食品業界でも、発表会で似たような対応を受けることがある。まずよくあるのが、事前に用意したペーパーをそのまま読み上げて発表されるパターン。たいていが冗漫で何一つ響かない。

▼質問に対し論点をズラされることもあるが、これは質問内容にもよる。発表内容を受けない唐突なものや漠然としたものには答えにくく、シャープに研ぎ澄ます必要がある。回答者の中には、拙い質問に答えつつも、そこから発展させて自社商品や取り組みのアピールにつなげる巧者もいる。

▼本音を引き出しやすいのが雑談や発表会後の囲み取材。それを書く・書かないはともかく、発表内容の市場背景や市場環境の理解を深めることができる。コロナ収束が待たれる。

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