シニア向けオリジナル弁当開発 野菜中心の健康メニュー4種 トーホーストア×淡路屋

トーホーストアは11日から、駅弁の製造・販売を行う淡路屋と共同開発した4種類のオリジナル弁当をトーホーストア全36店舗で販売している。

ゴールデンウイークに淡路屋の駅弁をトーホーストアで販売したところ高額にもかかわらず好評で想定を上回る結果となり、弁当の共同開発を行うこととなった。当面週3回発売を行う予定で、弁当以外にも惣菜の共同開発も視野に入れている。

両社はともに神戸市東灘区に会社があり、淡路屋はグループのトーホーフードサービスから食材を仕入れるなど取引があった。

淡路屋はコロナ禍に伴う外出自粛で鉄道の利用客が激減したのに加え、電車内で食事をする行為自体が敬遠され駅弁の売上げが大きく落ち込んだ。百貨店・スーパーなどの駅弁大会も集客イベントということで中止や開催してもチラシが打てない状況で新たな販路開拓が課題となっていた。

ゴールデンウイークにトーホーストアで駅弁を発売したところ、価格が1~2千円でスーパーの弁当と比較して高額ながら売れ行きは好調だった。トーホーストアは主要顧客であるシニア世代向けの商品開発および生鮮品・惣菜の強化に取り組んでいることもあり、この結果を受けて、淡路屋と弁当の共同開発をすることとなった。

第一弾として開発したのは「6種の野菜を入れたすきやき弁当」「十穀米と焼き魚弁当」「和風二色弁当」「たこめし弁当」の4種類でいずれも価格は680円。シニア層をターゲットにしていることから、健康を意識しており野菜を中心に品数が多いのが特徴となっている。食材のほとんどを淡路屋が自社で味付け、加工しており品質が高い。

淡路屋の担当者によると「淡路屋のクオリティを維持しながら価格を抑えるのに一番苦労した」そうで、容器のグレードを下げたり、製造ラインに並ぶ人員を減らすなどしてコストをカット。淡路屋の本社工場とトーホーストアのセンターが至近距離にあり、物流コストの削減につながっている。