10.3 C
Tokyo
11.5 C
Osaka
2025 / 12 / 25 木曜日
ログイン
English
流通・飲食中食・惣菜「ほっかほっか亭」持ち帰り需要急増で売上2ケタ増 「大転換期、変革のチャンス」ハークスレイ青木会長

「ほっかほっか亭」持ち帰り需要急増で売上2ケタ増 「大転換期、変革のチャンス」ハークスレイ青木会長

ハークスレイは、新型コロナウイルスの影響により21年3月期決算を当初見通しの売上高510億円から410億円(前期比13.5%減)に変更した。利益は黒字を維持し経常利益率は前年並みの3%を維持する計画。青木達也会長は現在の経営環境を「百年に一度の大転換期、ビジネス構造を大きく組み立て直す良いタイミング」ととらえて、中食需要増に伴う顧客層の拡大に取り組む。

昨年まで持ち帰り弁当「ほっかほっか亭」の最大の課題は人手不足だったが、社会構造の変化で店舗での人の確保には余裕ができた。ただ、これまで取り組んできた省力化はさらに加速させる方針だ。

中食・持ち帰りのニーズが非常に高まっており、4月は前年を少し超えたくらいだったが、5月は2ケタの伸びを記録した。既存店売上げは上期110%、下期は105%くらいと予想している。コインランドリーとの併設店の展開も順調に進んでおり、想定以上の推移となっている。

グループ会社で食材の加工を行うアサヒL&Cは社内供給のほか、SM、CVS、外食業者への外販を行っている。惣菜の加工受託はフル稼働しても対応できないほど受注が増加している。今年11月末に第2工場(阪神カミッサリー増設)が稼働し、2・5倍くらいの生産量になる見込み。

フレッシュベーカリーのアルヘイムは、都心部のターミナルに立地する店舗が外出自粛の影響を大きく受けている。4月の売上げは前年比55%、5月も55~60%、6月も60~70%で上期全体では売上げ半減を見込んでいる。

昨年、グループ入りした仕出し・ケータリングの味工房スイセン(東京都品川区)は、3月までは順調に推移していたが4月以降は売上げが大きく落ち込んだ。オリンピック関連の3億円の受注も次年度以降に繰り越しとなった。現在、JR駅ナカや百貨店から出店の打診があり検討を行っている。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。