ローソン 4月のレトルト食品4割増 牽引役はレトルトカレー

ローソンは18日、4月の1店舗あたりのレトルト食品販売高が前年同月と比較して約4割増となったことを明らかにした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響による自宅での食事の増加や、昨今の簡便・時短ニーズの高まりなどが好調の背景と同社はみている。

約4割増の牽引役は、レトルト食品の中で販売高の約7割を占めるレトルトカレーで、最近では電子レンジで温めるタイプが多数発売され好評を博しているという。

この中で老舗食品メーカーの「新宿中村屋」とローソンが共同開発を行ったレトルトカレー(税込298円)は、全5品のうち4品が女性に多く購入されている。

外出自粛の影響で、普段レトルトカレーを購入されない女性や、外食ができない中で “自宅では作れない本格的なカレー”を家庭で食べたい女性など新規顧客の獲得につながった可能性が浮上している。

ローソンでは、昨年10月に新宿中村屋と共同開発を行ったカレー3品を発売。いずれもコンビニのPBレトルトカレーでは初となる化学調味料・香料・着色料不使用で、具材感にこだわった本格的なカレーとなる。

4月21日には、同シリーズにレトルトカレー2品とクリームシチュー、デミグラスビーフハヤシ、麻婆豆腐の計5品を追加した。全8種類をラインナップし、いずれも電子レンジで温めるタイプとなっている。