欧州No.1スムージー「イノセント」 野菜・果汁から果汁一本の品揃えに転換

“まんま、飲むフルーツ” TVCM放映

イノセントジャパン合同会社は、スムージーブランド「イノセント」のラインアップを従来の野菜と果汁の品揃えから果汁だけに絞り込んで見直しを図るとともに、ブランドメッセージを“まんま、飲むフルーツ”に変更してTVCMなどでコミュニケーションしていく。4月から競合を飲料ではなくフルーツに再設定したことが背景。

「イノセント」は現在、24か国以上で販売され、ヨーロッパのチルドドリンクカテゴリーで売上№1のスムージーブランド。日本では昨年7月に都内の一部エリアで発売開始し、徐々に販路を拡大している。

ラインアップの見直しでは、果汁・野菜汁入りの「ゴージャスグリーン」を新商品の「やんちゃなキウイ」に差し替えて「おおまじめストロベリー」「やんごとなきマンゴー」の既存品2品とともに計3品を4月28日から関東地域で、5月5日から全国に販売エリアを拡大して新発売する。

希望小売価格は従来の税抜き298円から277円へ約20円値下げし、トライアルを促進する。

コミュニケーションは関東地域で発売する4月28日からTVCMを放映。それに先立ち21日には特設サイトを公開し、フルーツをさまざまなシーンに取り入れ、毎日をより健康で楽しく過ごすための情報を“フル活”と称して提供している。

3品とも国内で製造され、果汁100%で濃縮還元果汁は入っておらず、甘味料などは不使用。フルーツそのままの味で繊維質も感じられるようになっている。1本でフルーツ200g以上使用し、この量は厚労省・農水省の「食事バランスガイド」の1日当たりのフルーツ摂取目安量となっている。

イノセントでは“みんなが健康で長く生きられる”ことを志向し、ドリンカーの健康面以外に労働者環境や地球環境にも配慮。原材料はすべて、これらの環境について厳しい基準を満たす契約農家から調達。調達は、フルーツごとに設けられた担当者が世界30か国の中から旬の時期に安定的に確保して行われているという。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)