飲料系飲料「ジャワティ」“原料は茶葉のみ”貫き30年 ヒロシとコラボ動画も
カナエ モノマテリアルパッケージ

「ジャワティ」“原料は茶葉のみ”貫き30年 ヒロシとコラボ動画も

発売30周年を迎えた大塚食品の無糖紅茶飲料「シンビーノ ジャワティストレート レッド」。同社はこれを記念してパッケージを刷新するとともに、イメージキャラクターにタレントのヒロシさんを起用した新コミュニケーションを展開する。

平成元年5月24日に発売されたジャワティは、令和元年5月24日でちょうど30周年。この日の発表会であいさつした執行役員飲料事業部長の金子忠晴氏は「かつて千三つ、千の商品を出して三つしか残らないなどと言われたが、ジャワティは根強いファンに支えられてここまでくることができた。まさに“ジャワティ愛”そのものだとありがたく思う」と感謝を表明した。

飲料事業部ジャワティ担当の森川慎太郎氏は「無糖であること、香料・着色料を使わないこと、そしてジャワ産茶葉100%使用に30年間こだわり続けてきた。茶葉本来の味、香り、色を最大限に表現したいからだ」と説明。これまで使っていなかった「無糖紅茶」との言葉も、今回初めてパッケージに記載したという。

数年前から趣味のソロキャンプ動画で人気を集めるヒロシさんとのコラボムービーを同日から公開。その自然体のライフスタイルを、原料に茶葉しか使わないジャワティに重ねて「自然な、ジブンで、生きていく。」とのメッセージを伝える。ツイッターを使った「#ジャワティをさがせ」キャンペーンもスタートした。

時代築いた無糖紅茶 開発には苦心も

ジャワティの原点は1982年発売の「シンビーノ アップル」。スペイン語で「ない」を意味するsinと、ワインを意味するvinoを組み合わせた造語を冠し、ワインの代わりに食事に合わせる飲料として発売した。

ただリンゴ果汁を使った甘みのある炭酸飲料だったため、どんな食事にも合う無糖飲料の開発に着手。当時の大塚明彦社長が米国で食事とともに出されたアイスティーに衝撃を受けたことが、無糖紅茶飲料誕生のきっかけとなった。

当時は大量の茶葉の抽出技術が発達途上。紅茶特有の渋みや、アイスティーにしたときのにごりなどを砂糖を使わずに解決することに苦心したという。

30年前に開発を担当した柏計雄氏(現・顧問)によれば「当時、無糖の茶飲料は烏龍茶くらいしかなく、紅茶の飲み方としても砂糖やミルク、レモンを入れて飲むのが一般的。原料の持つおいしさ、香りを無糖でうまく表現するために、温度や時間などを最適に組み合わせて最終製品に仕上げた」という。

その後、無糖茶飲料の市場は大きく成長。各社から多種多様な製品が発売されている。柏氏は「これからもジャワティ独自の立ち位置から開発した製品をお客さまに提供し、その価値観を共有することで企業としての発展につなげられれば」と語る。

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