14.7 C
Tokyo
11.9 C
Osaka
2025 / 11 / 07 金曜日
English
食で地方創生広島県ポッカサッポロが広島県でレモン栽培 農家の高齢化・後継者不足背景に
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ポッカサッポロが広島県でレモン栽培 農家の高齢化・後継者不足背景に

ポッカサッポロフード&ビバレッジは今月、国産レモンの生産振興を目的に、広島県豊田郡大崎上島町の中心部地区で農地を賃借しレモンの栽培を開始した。数年後、レモンが収穫された際には、同社が持つノウハウを生かして国産レモンの商品化などを通じてレモンの価値向上も図っていく。

近年はレモンの需要が拡大する中、特に国産レモンの引き合いが強まっている。一方、国内のレモン農家において高齢化や後継者不足などの影響から生産や供給が不足しており、高まる需要に十分に対応できない状況となっている。

同社は、国内において持続的にレモンの需要を拡大するためには、安定的な生産が必要であると考え自らレモンの栽培に踏み切った。これにより生産の課題をより深く理解し、大崎上島町の生産者らとともに生産振興を進め、さらなる国産レモン市場の活性化に寄与することを目指していく。大崎上島町とは、これまでにもレモンの振興などに関する協定を結んで協働関係にある。

13年2月には、親会社のサッポロホールディングスとともに広島県と広島レモンの向上などの分野でパートナーシップ協定を締結。16年4月には、広島ゆたか農業協同組合と業務提携を、広島県豊田郡大崎上島町と包括協定を締結。17年4月には広島県呉市とレモンの振興および地域の活性化を図ることを目的とした連携協定を締結した。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点