首都圏の有力業務用卸IZUMIYA(本社・神奈川県小田原市)は10月21日、小田原アリーナで総合展示会「第54回フードサービスショー」を開いた。メーカー、商社ら出展企業・小間数は147社・124小間。本社のある小田原・箱根地区を中心に飲食店・ホテル・レストランなど、1500人超の得意先ユーザーを招いた。
展示会のテーマは「つなぐ食・ひろがる未来」。外食業界はコスト高や人件費・エネルギー価格の上昇により、引き続き厳しい環境が続くなか、「お客様の要望に柔軟に対応できるメニュー提案に力を入れた」(同社)。
テーマコーナーでは「人手不足と時短・大量調理に対応する食材とメニュー」「複数メニューに展開できる汎用性の高い商品・メニュー」「パーティー・宴会を盛り上げる映えるメニュー」を提案。テーマ別にメーカー22社・96品のアイテムを紹介した。そのほか、展示会限りの特価品やJFDAコーナー、クロスオーダー(受発注)コーナーなどの企画も好評だった。
同社は10月8日付でHD体制に移行。記者会見にはIZUMIYAグループHDの鈴木雅治代表(IZUMIYA会長)、IZUMIYAの芳賀忠勝社長、橋本洋一専務(横浜支店長)ら幹部が出席した。

IZUMIYAの芳賀新社長は「社員一丸となって、まずは当面の目標である売上高300億円を目指したい」と意気込みを語った。鈴木会長は「HD体制への移行が無事完了した。外食産業は後継者問題で閉店される店が増えているが、業務用卸も同じ課題を抱えている。(HD化によって)事業承継等で貢献できる部分も多い」と引き続き、M&A戦略に意欲を示した。
なお、IZUMIYA単体の3-9月業績は売上高6.9%増。9月は長雨の影響を受けたが、10月は盛り返しており、本社のある箱根地区の観光需要も好調。利益は前期比16%増と収益改善が進んでいる。
