11月に入った。一気に寒さが増し、冬を意識する。食品界は歳暮、クリスマス、年末年始など最大ボリュームの12月商戦を控える。大阪では先週、近鉄百貨店が在阪百貨店で最も早い歳暮商戦を始動させた。
▼歳暮・中元のシーズンギフト市場は年々縮小している。理由は主力ユーザーの高齢化、企業の虚礼廃止など多岐にわたる。ただ、クリスマスや母の日など通年ギフトは市場が拡大しており、メーカー調査によると日本の贈答市場はここ数年、毎年3%ほど伸長し続けている。
▼牽引している需要の一つが自家需要。大手ハム各社は、ギフトのこだわりハムやローストビーフがクリスマス食との親和性が高いことから、クリスマスやおせちにも好適であることを歳暮ギフト売場などで訴求を図る。
▼歳暮を意識すると親戚のおばちゃんたち元気かななどと思い、孫やひ孫に囲まれたおばちゃんの笑顔が脳裏に浮かぶ。夏にハムを贈ってお礼の電話をもらった以降、声聞いていないなと振り返る。こういった思いを想起させる歳暮や中元。日本人として大切にしたい文化だと思う。
