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ガムを継続的にかむことで咳や喉の痛みの日数が約4割減少 花粉症様症状も軽減 ロッテが最新の臨床試験結果を発表

 ロッテは10月22日、ガムを継続的にかむことで、咳や喉の痛みの日数が約4割減少することや花粉症様症状における不快感も軽減するといった最新の臨床試験結果を明らかにした。

 臨床試験は、20~60代のロッテ社員とその家族を対象に実施。68人(ガム摂取群)にガムを1日10分1日3回以上60日間摂取し、無摂取群の68人と比較したところ、ガム摂取群のほうが体調不良の日数が有意に少ないことが判明した。

 各群68人に60日の実施日数を掛け合わせた累計日数は4080日。4080日の中で、咳、喉の痛みの症状があると回答した日数は、無摂取群が331日(咳)、379日(喉の痛み)であるのに対し、ガム摂取群は177日(咳)、209日(喉の痛み)となった。

 ガム摂取群は無摂取群と比較して、くしゃみや目のかゆみといった花粉症様症状の累積日数が有意に少ない結果も得られた。

左からロッテ中央研究所噛むこと研究部チーフスペシャリストの菅野範氏とせたがや内科神経内科クリニックの久手堅司院長
左からロッテ中央研究所噛むこと研究部チーフスペシャリストの菅野範氏とせたがや内科神経内科クリニックの久手堅司院長

 この結果について、この日、発表会に臨んだロッテ中央研究所噛むこと研究部チーフスペシャリストの菅野範氏は「s-IgA(分泌型免疫グロブリンA)が鍵になっていると考えている。唾液が増えることで喉や鼻の乾燥が軽減されるとともにs-IgAを多く分泌し、s-IgAが花粉やウイルスと結合したことによって今回の結果につながった」との見方を示す。

 せたがや内科神経内科クリニックの久手堅司院長も「噛むことで唾液分泌を促し、自律神経自体おいても交感神経と副交感神経のバランスを整える。s-IgAの分泌が増えることで体調を管理しやすくなると考えられる。ガムをかむことは感染症や花粉症の薬物治療の代わりではないが、毎日の生活の中で実践しやすいコンディショニング行動として考える余地はある」と語る。

 過去のロッテの研究結果によると、ガムは味と咀嚼刺激によりタブレットや無摂取と比べて唾液量は多くなる。

 「タブレットは最初、味覚刺激で唾液が出るが、食べて無くなると唾液量は元に戻る。ガムは10~15分かむと、味はほとんどなくなるが、咀嚼刺激によって唾液が分泌され続ける」(菅野範氏)と説明する。

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