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泉平 130周年でビジョン説明会 高コストな質の時代への対応重要

 今年で創業130周年を迎えた泉平は、8月5日に姫路市内で「第55回泉平の食育フェア」を開催した。

 開催前には得意先トップなど80人を招待し、今後のビジョンや取り組みについての「130周年ビジョン説明会」を開き、泉周作社長は「この130年、商品や届け方など多くのことを変え、日本の食シーンを支えてきた。そのために当社は変わり続けてきたが、それは『誠実な商い』という変えてはいけないことがはっきりしていたからできたこと」と訴えた。

 泉社長は130年変わらず大切にしてきた泉平の3つの核として「食の魅力をつなぐ」「食を届け続ける」「食は人をつなぐ」を挙げ、「これからの130年も変わらない思いで挑戦を続けていく」とした。

 また、マクロの環境変化として人口減、高齢化、労働力減、食料争奪の「4つが同時に来る」とし、これからについて泉社長は「量の時代から質の時代に変わっていく」と指摘。質の時代のキーワードとして「ロスを出さない食品流通」「資源確保とやりくり」「健康寿命ビジネス」の3つを挙げ、ロスに関しては「時間のロスも重要。高コストな質の時代に、どう対応していくかが極めて重要」とし、サプライチェーン全体でロス削減に努めることの重要性を示した。

 また、来賓から清元秀泰姫路市長、中村仁彦富士産業社長のあいさつがあり、その後は湯澤規子法政大学教授による講演もあった。

 会場では、学校給食や老健施設向けなど業態別に提案。高齢者施設等に向けた「楽らクック」は、21年から開始した完全調理済み食品など食材と献立をセットで届ける献立作成支援サービスにより、現場の人手不足や労務削減が図れることから、特にこの1年で「20~30社増」(担当者)と得意先が増えており、現在は81施設まで広がっている。

 また、高齢者施設の朝の食事向けに、常食と同様のメニューをきざみ食、ペースト食、ムース食で対応できる商品を供給する「超ラク!朝食チャレンジ」の新サービスも紹介した。

 泉平の今期第1四半期(4~6月)売上高は、前年下期からのヘルスケア業態での新規もあり、4.5%増となっている。7月からは中食業態の大口取引も始まり、さらなる拡大を見込んでいる。

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