群馬クレインサンダーズの谷口大智選手が6月21日の「父の日」、ファンとともにコーヒー焙煎を体験した。
この日、群馬県立赤城森林公園「赤城ふれあいの森」(群馬県前橋市)で開催された群馬クレインサンダーズ・味の素AGF・スリーピースとの3者共催イベントの一幕。
生産拠点であるAGF関東では、これまで工場見学や出張授業などを通じて近隣の小・中学生や生活者に抽出やコーヒー豆の粉砕(グラインド)などのコーヒー体験を提供している。

一方、煙が発生する焙煎体験は法令上の条件などもありこれまで実施されてこなかった。今回は、バーベキュー棟を備えた場所での開催だったことから、初めて実現した。
取材に応じたAGF関東の宮本啓史社長は「このような形で一般のお客様に焙煎体験イベントを催したのは初めて。工場では焙煎体験の実施が難しいため、工場見学では焙煎豆を挽いていただく体験などを実施している。豆の状態と粉の状態で異なる香りを感じていただくことでコーヒーを体感していただいている」と語る。
焙煎は、お客様からも希望が多いコーヒー体験という。
「コーヒーは、やはり“焼く”工程で香り・外観ともに一番劇的に変わる。農産物である豆が、焙煎によってコーヒーへと変わっていく過程を、自分で手を動かしながら確認することができ、お子さまにも『コーヒーって楽しい』と思っていただけるのではないか、と考えて企画した」と述べる。

焙煎体験では、赤城の広大な自然に触れながら、一般公募から抽選で選ばれた13組26人の親子(父と子ども)が谷口選手やメディカルトレーナーの伊達穂(みのり)さんらとともに生豆の入った網を順番に回しながら楽しんだ。
焙煎したのはシングルオリジンのコロンビア豆。「カセットコンロを点火し、ポップコーンを煎るイメージで豆を振っていくと馴染みのあるコーヒー豆になる」と指南するのは竹田正史さん。

続いて橋本琴絵さんは、コーヒーは産地ごとに香りや風味が異なり、アラビカ種とロブスタ種に大別されるといったコーヒーの基本知識をわかりやすく説明した。
コロンビア豆で淹れたコーヒーを試飲した谷口大智選手は「コーヒー大好きで、毎日、たくさん飲んでいる。AGFさんにコーヒーを毎回持ってきていただいて、ロッカールームにも置いていただきたい」とユーモアを交えながら話す。

森でイベントが実施されることに対して感謝の意を表するのは群馬県環境森林部森林局林業振興課林業イノベーション室の渡邉充代室長。
「社員教育だけではなく、一般の方々をお招きして、広く森林林業の大切さや役割を知っていただける機会を企業自ら企画運営していただけるのは本当に我々としても有難い」と語る。
今回のイベントでは、赤城南麓森林組合の協力のもと木工クラフト体験や丸太切り体験も実施された。

群馬クレインサンダーズを運営する株式会社群馬クレインサンダーズの阿久澤毅社長は今後、森での社会貢献活動を視野に入れる。
「AGFさんが一緒取り組んでくださることで、我々にとっても大きな力になっている。我々としても、AGFさんに何らかの形でお返しができればと思っている。群馬県の森林についても、植樹祭などの共同開催など、貢献できることを考えていきたい」と阿久澤社長は意欲をのぞかせる。


