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藤澤「春季展示会」 水産、地域商材に力 前期は増収増益見込む

 食品卸の藤澤(京都府福知山市)は3月11日、京都府福知山市のロイヤルヒル福知山で「春季展示会」を開いた。メーカー124社(食品105社、水産19社)が出展し、得意先60社・約100人が来場。

 今回は猛暑、熱中症対策にスポットを当て、麺つゆやゼリー、アイスコーヒーなど夏向けの商材を集めた。岸本克宏社長は「関連する商品を多くのメーカーが出しているので、そこに集中し提案した」と話す。

アップサイクル商品の「茎入りめかぶ」
アップサイクル商品の「茎入りめかぶ」

 強化部門である水産は、調理済み冷凍食品のほかネギトロや海藻類など多様な商品を集めた。トリトンフーヅ(熊本県宇土市)は三陸産の「茎入りめかぶ」を紹介。従来は硬すぎて処分していた茎の部分を、柔らかく加工し活用したアップサイクル商品。「こりこりした食感がアクセントになる。SDGsの観点からも好評」と同社。このほかヒット商品に成長した「無限やみつきのり」などをアピールした。

 地域商材は丹波ささやま農協の黒豆を使ったケーキやお茶、ご飯の素などを集めてコーナー化、土産向けに提案した。菓子は日配の生菓子を強化。岸本社長は「割高でもアッパーなものを売りたいという、得意先のニーズが強まっている」と狙いを話す。

  ◇  ◇

 岸本社長に前期の概況などを聞いた。

 北近畿は食品卸の数が減り、当社は貴重な存在となった。メーカーと得意先の架け橋として、われわれにしかできないことは何かを考え提案した。商品の発掘・開発に注力し、全温度帯を扱える強みを生かし商品供給に努める。

 青果はわれわれが産地に足を運んで品物を見極め、ネットワークを生かしリアルタイムで販売している。こうした取り組みにより、得意先の人材不足という課題解決に貢献したい。

 前2月期の売上高は、計画通りの30億1000万円で着地。食品の減少分を水産と青果の拡大でカバーした。価格改定が多く後手に回ったが、後半は転嫁に協力してもらい利益予算も確保でき増収増益を見込む。

 今期は前年並みの30億円を計画。得意先スーパーの閉店が影響するが、前期と同様に生鮮の強化で売上を維持する。価格改定に関しても社長として先陣を切り、維持していくのが務めだと考えている。

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