調理時間を節約したい、失敗したくない――。そんな時に役立つのが万能調味料。中京エリアの豆みそメーカーでは時短簡便商品の先駆けとして30年以上前から、イチビキの「献立いろいろみそ」やナカモの「つけてみそかけてみそ」など『みそだれ』を展開しており、食卓の定番になっている。豆みそをベースに甘みをプラス、トンカツやおでんにそのままかけるほか、加熱に強い豆みそは煮物、炒め物の味付けにも最適。時短簡便需要の高まりとともに、万能の『みそだれ』が再注目されている。
イチビキの「献立いろいろみそ」は、たっぷり使える「400g」をはじめ「300g」、ミニパックの「150g」、小袋入りで持ち運びしやすい「使い切りタイプ」も揃える。このほか、塩分や糖質を抑えた「減塩」「糖質30%オフ」、特製豆板醤とコチュジャンを加えたピリ辛などもあり、食卓で欠かせない調味料になっている。
特徴的なネーミングで高い知名度を持つナカモの「つけてみそかけてみそ」は、チューブタイプの「400g」「310g」をはじめ弁当やキャンプめしにも便利な小袋タイプの「ジュニア」も。
このほか20%の減塩のほか、九重本みりん、金ゴマなどこだわった「プレミアム」、あわせみそをベースにした「マイルド」を揃える。また土産としても人気があり、箱に入ったタイプも複数用意している。
愛知県の北西部あま市七宝町で150年を超える老舗・佐藤醸造では、地域に長年愛される七宝みそをベースにした「みそだれ一番」が人気になっている。木桶仕込みの豆みそを使った万能みそだれ。
このほか、豆みそとカレーを合わせた「カレー味噌」、トンカツとの相性が抜群な「どえりゃ~名古屋のみそだれだがね」、ハバネロの刺激的な辛味がクセになる「みそスコ」もある。
知多エリアの老舗みそ蔵・中定商店では、木桶で長期熟成した宝山味噌をベースに、粗糖、本みりん、生姜、ハチミツなど原料にこだわった「あまみそ250g」など。
岡崎市で八丁味噌を製造するカクキュー八丁味噌とまるや八丁味噌では、伝統の八丁味噌を使ったみそだれのほか、フリーズドライ加工した「パウダー」をそれぞれラインアップする。
そのまま料理にかけるのはもちろん、バニラアイスやソフトクリームにかけるのもおすすめ。菓子に混ぜ込み、うま味を増すなど様々な活用法がある。ベースとなる豆みその味によって仕上がりの味が大きく異なるため、地元では“推し”を持つ人も多い。万能調味料として洋食や中華、菓子など活用を広げてもらうことで時短簡便需要の取り込みを狙っている。

