「フルグラボール」のように丸い「じゃがりこ」の中に「miino(ミーノ)」が入った「じゃがーノ」――。
これは、「第15回カルビーお菓子コンテスト」に応募して最優秀賞に輝いた宇都宮市立峰小学校6年生・小久保朋香さんのアイデアをカルビー社員が具現化したスナック菓子となる。
今回、宇都宮市の小学校27校が「第15回お菓子コンテスト」に参加し、1190の応募作品をのべ867人のカルビー社員が審査した。

1月25日、カルビーR&Dセンター研究棟(栃木県宇都宮市)で5年ぶりに対面形式で開催された「第15回 お菓子コンテスト表彰式」には、上位8作品の小学生とその保護者計27人が招かれ、最優秀賞はじめ各賞が発表された。
総評した江原信社長兼CEOは「自分がお客様だったら絶対買ってしまう作品がいくつもあった。我々大人は『できる』とか『できない』とか、『売れる』とか『売れない』とか、そういうことを気にしがち。本日、皆さんの発表をお聞きし、お菓子の一番大切な役割は人を笑顔にすることであることがリマインドできた」と語りかける。
表彰式後の懇親会では、社員によって具現化された「じゃがーノ」が初お披露目され、試食の機会が設けられた。

パッケージを手にして中身を食した小久保さんは「本当に自分が選ばれると思っていなかったので、目の前にあると思うと嬉しい。(蓋を開けた瞬間)こんな感じになるんだ。『じゃがーノ』だと思った。新しいものを考えるのはやはり楽しい。(将来、カルビーでの商品開発については)やってみたい」と笑みをうかべる。
「カルビーお菓子コンテスト」は、宇都宮地区で地域社会と交流し「カルビーらしさを活かした社会貢献を行いたい」との想いから2011年に開始され、リモート開催を含め毎年開催されている。
第1次審査は、宇都宮地区の社会貢献委員とR&Dセンターの従業員が行い、第3次審査を経た作品が、全国のカルビー社員によってインターネットで審査される。
第15回のお題は「サプライズが隠されたお菓子」だった。アイデアの具現化(製品試作)は、カルビー社員が通常業務終了に試行錯誤を重ねて行っている。
累計応募作品は1万5000作品以上。過去の応募者の中の1人が2023年にカルビーに入社し現在、R&Dセンターに在籍している。

今後について江原社長は「もう少し発展させたいという気持ちはある。コンテストは何がお子様の楽しさにつながるのかを知るきっかけになる」と述べる。
開発担当への好影響も期待する。
「発想を大きく変えると結果的にお客様がすごく驚きを持って受け止めて下さる。例えば『青いじゃがりこ』。青色はあまりおいしいとは思われないが、それに挑戦することで予想もしない売りにつながることがある。コンテストは、我々の企業理念やマーケットインになってはいかいかということを改めて感じるきっかけになる」との見方を示す。

