日本通信販売協会は1月9日、都内で新年賀詞交歓会を開催した。冒頭、壇上に立った梶原健司会長は「24年度の通販市場は前年比7.3%増の14兆5500万円と堅調に成長し、26年連続の拡大となった」と市場成長を報告した。
その上で「業界を取り巻く環境はかつてないほど複雑化している。一つは物流問題。産業界と行政との横断的な仕組みづくりが急務となっている。特商法、景表法についても事業者に求められるコンプライアンスの水準も年々高まっている。消費者保護と事業成長を両立すべく、透明で誠実な取引が必要だ。加えてセキュリティー水準の底上げも不可欠になっている」と課題を挙げた。
さらに「生成AIに代表されるテクノロジーの進化は通販事業を大きく変革する可能性を秘めている。AI活用が信頼を損なうことのないように、当協会では健全な活用と秩序づくりに取り組んでいきたい。不確実性の高い時代だからこそ当協会の役割は一層重要になる」と抱負を語った。
