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日本紅茶協会 真の「第3次紅茶ブーム」へ一丸 TB、リーフ、濃縮、外食など伸長

 日本紅茶協会は16日、東京・港区海岸のホテルインターコンチネンタル東京ベイで農林水産省など関係官庁や関係団体、主要生産国大使館の担当官などを招き、賀詞交換を兼ねた新年会を開催し、親睦を図った。

 秋庭浩平専務理事の司会で進められた新年会は、冒頭、片岡謙治会長が世界の紅茶市場について触れ、「2024年の世界の紅茶生産量は352万tと前年比2%減だったが、25年(1~10月)の主要生産国実績はインド、スリランカは前年に比べて増加したものの、天候不順によりケニアが大幅減少し、25年の世界の生産量は前年比微減か同水準の見通しだ」と説明。

 一方、25年の国内市場(1~10月)は「ティーバッグ(TB)が106%、リーフティー101%、インスタントティー106%、全体では106%と伸長。トピックスとしてティーバッグやインスタントティーに加えてポーションのような濃縮タイプが伸びている。更に外食分野でも紅茶ブームも継続している」など数字を交えて好調さを解説。協会では「昨年の11月1日の『紅茶の日』イベントでは講演を聞きながらアフタヌーンティーを楽しんだり、3年前から「こども食堂』でのミルクティーの提供や大学紅茶サークルのサポートなどによる若年層への啓蒙活動を行っている。今年も紅茶の楽しさや魅力を幅広い年代の生活者に伝えたい」と挨拶した。

柴田裕副会長
柴田裕副会長

 来賓を代表して農林水産省農産局果樹・茶グループの羽石洋平グループ長は、「最近は第3次紅茶ブームと聞いているが、農水省は和紅茶に注目している。今年2月開催予定の全国紅茶サミットでは過去最多の紅茶生産者が全国から集結。和紅茶を輸出する生産者も増えている。世界的には抹茶が人気だが、農水省としても第3次紅茶ブームを盛り上げると同時に、緑茶と共に産地の特徴を活かした高品質な和紅茶の生産振興、魅力発信に取組む」と語った。
 続いて柴田裕副会長は「私は日本コーヒー協会の会長もしているが、紅茶とコーヒーは二択ではないと思っている。紅茶とコーヒーは日本の喫茶文化を醸成しながらコミュニケーションを高め、生産地と一緒にサスティナビリティ―に取組み、友愛と平和を育む一助になると考えている」とし、乾杯の音頭をとった。

藤井洋副会長
藤井洋副会長

 最後に藤井洋副会長は「第三次紅茶ブームのお話があったが、紅茶市場の前年比106%ではブームとは言えない。丙午の今年は情熱とエネルギーを象徴する年だ。今年こそ各社の情熱とエネルギーで第3次紅茶ブームを本格的に実現したい。前回(1966年)の丙午年はティ―パック市場が大きく伸長。61年にティーパックの自動包装機が輸入され、60年代後半に急激に市場が伸びた。前回と今とでは状況は異なるが、ブームの一歩手前という点では同じだ。会員各社と協会活動で市場を伸ばしたい」とし、中締めを行った。

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