日本フードサービス協会は12月4日、帝国ホテル東京で「JF忘年会」を開催した。JF会員各社のトップや賛助メーカー関係者などが多数出席。今年を振り返り、懇親を深めた。
あいさつした久志本京子JF会長(アールディーシー会長)は「株高で日本の景気は緩やかに回復傾向にあるが、外食産業は深刻な人手不足とエネルギー・原材料費の上昇で厳しい環境が続いており、消費者の節約志向も強まっている。以前は特別な日の楽しみであった外食が日常のものとなり、その位置付けは少しずつ変化しているように感じる。クリスマスやおせち商戦もやや盛り上がりに欠けるようだ」と物価高による消費への影響に懸念を示した。
今年のJFの活動については「大阪・関西万博ではORA(大阪外食産業協会)と連携して情報交換を深めることができた。外食産業は深刻な人手不足に加え、原材料価格の高騰や気候変動による供給不安などの課題に直面している。協会として生産性の向上、SDGsや食育への貢献を進めるとともに、外食の魅力を発信し、来年以降も様々な課題に対して積極的な活動を行っていく」と語った。
