ブルドックソースはウスター、中濃、とんかつの主力レギュラーソース、お好み焼、焼そばなどの専用ソース、調理に最適な「うまソース」を含む豊富なラインアップの提案、主力レギュラーソースの価値訴求を通じ、ソース棚の活性化、ソースカテゴリーの拡大を図る。
同社は11月13日にライブ配信で開いた2026年3月期第2四半期決算説明会で、イカリソースを含むグループとして、ソースカテゴリーとドレッシング類の拡大に向け様々な施策を実施する考えを明らかにした。
ブルドックソースは秋の商品施策で「うまソース」の展開を強化。「うまソース」「うまソースコク旨トマト」のパッケージをリニューアルし、「うまソース旨塩」を新発売した=写真。
上期は米価格の高騰や節約志向の高まりを背景に、鉄板まわりの専用ソースが好調に推移しており、「豊富な品揃えにより、ソース棚の活性化につなげる」(佐伯舞取締役専務執行役員)。
主力レギュラーソースの提案にも引き続き力を注ぐ。上期はカレーやハンバーグなどのレシピ動画をSNS、スーパー店頭で展開。店頭では食材とソースの同時購買を促す企画を約3000店舗で実施した。
下期は11月下旬に都内で開かれるリアルイベント「アゲフェス」に昨年度に続き協賛企業として参加。各キッチンカーとのコラボでソースメニューをつくり、ソースを楽しんでもらう。1月から絵本「パンどろぼう」とのコラボ企画を実施。カツサンドやコロッケサンドなどを提案し、SNSとスーパー店頭でキャンペーンを行う。
イカリソースは上期、定番レギュラーソースの強みであるシンプルプレミアムという価値を伝える活動を継続。「他社からのブランドチェンジが進み、特に300㎖の定番配荷が各エリアで進んだ」(同)。引き続き商品の価値を伝えながら売上拡大を目指す。
ドレッシング類については、ブルドックソースが「&Bull-Dog(アンド・ブルドック)」ブランドで展開する「素材を味わうドレッシング」、イカリソースが展開するノンオイルドレッシング「野菜のドレス」の売上拡大を図る。
「素材を味わうドレッシング」は上期、アンバサダーを通じて商品の魅力を伝える活動を継続。添加物(増粘剤、甘味料、香料)不使用ながら手に取りやすいという強みを提案し、配荷店の増加、売上の拡大につなげた。11月10日にプレミアムタイプ3品を新発売。シリーズ全体の価値伝達に取り組む。
「野菜のドレス」は上期、販売戦略を変更し、低価格チャネルから徹底した結果、販売店と売上は減少したが利益は大幅に改善した。秋の商品施策で「白だし仕立て」を追加し、「ゆず」「中華」をリニューアル。配荷店の増加、売上の着実な拡大につなげる。


