カゴメは、「野菜をとろうキャンペーン」の一環として「野菜摂取推進プロジェクト」を実施。今年度は野菜摂取が大きな課題となっている若年層に向け4月から11月にかけて全国の学生(大学・大学院・高等専門学校・専門学校)を対象とした「20代の野菜不足解消アイデアコンテスト」を実施。コンテストには全国から169件の応募があり、このほど一次審査を通過した5チームが参加し、最終審査会が行われ、投票の結果、青山学院大学のチーム「NEXVEGE」による、「”モテ指標″等の可視化で理想の自分に近づく野菜摂取を促進するアプリ」の提案が1位を受賞し、賞金30万円が贈られた。
青山学院大学チームは、野菜不足による悩みを感じていない20代に向けて、野菜摂取を健康のための義務ではなく、理想の自分になるための手段として捉えるためのアプリ「ハピフィット」を考案。肌荒れ等の悩みに対して、アプリが野菜を活用した提案を行い、野菜摂取の先にある〝モテ指標″を可視化した。
チームは受賞後「今回のアイデアを考える中で、野菜には20代の悩みの解決につながる栄養がたくさん含まれている事を知った。若者にも野菜摂取意識がしっかり芽生えると良いと考えている」とコメントした。
カゴメの山口聡社長は総評の中で「皆さんの提案から、多くの気付きと刺激をいただいた。若年層の野菜摂取量は著しく減少傾向にあり、ぜひ参加者の皆さん自身も行動に移して、周囲の人にも伝えてほしい。アイデアを考える、伝える、形にするということは、社会に出てからも大変重要だ。コンテストをきっかけにして、色々な事にチャレンジしてほしい」と語った。
コンテスト後に行われたプロジェクト全体会議の中で、ロック・フィールドの天野勝広報IR室長は「20代のアイデアコンテストに参加させていただき、若者のリアルな悩み解消を聞くことがでた。当社は野菜そのものを見ながら、楽しみながら食べてほしいと願っており、日本には地域でしか育たない野菜がたくさんある。そのエピソードを知れば食べてみたい、行ってみたいと思ってもらえる」と挨拶。続いて鶴田秀朗野菜価値共創グループ部長は25年度の振り返りと26年度の活動予定を説明した。


