マックスバリュ東海、イオンリテール、イオンビッグの3社は11月7日、三重県津市のウミガメ産卵地の一つ、白塚海岸でボランティア清掃活動を実施した。マックスバリュ東海の作道政昭社長、イオンリテール中部カンパニーの石川康明支社長、イオンビッグの三浦弘社長をはじめ3社の従業員、地域住民など113人が力を合わせて海岸のゴミを拾い集めた。
イオングループでは01年から毎月11日を「イオンデー」と定め、20年にわたり活動を続けている。現在では、これまでの活動や11年の東北復興支援から従業員が得た学びと知見を生かす「イオン ハートフル・ボランティア」として、全国の事業エリアで地域の社会課題解決に向けた取り組みを進めている。
三重県津市によると、年間1万2000tに上る海岸漂着物のうち、約8000tが三重の沿岸に漂着しており、アカウミガメの産卵の妨げになっている。
この日は、海岸約700mを113人がゴミ袋を片手に、ペットボトルや空き缶、靴、プラスチックケースなど様々なゴミを集めた。波打ち際には砂に埋もれた漁網もあり、10人以上でスコップを使って掘り出しながら回収。集められたゴミは適切に仕分けをしたうえで津市が回収し処分した。
作道社長は「11月9日には、環境保全の大切さを訴える『全国豊かな海づくり大会』が三重県で開催され、白塚海岸も会場の一つになっているため、清掃することができてよかった。海岸には様々なゴミがあり、このボランティア活動を通して多くの人に環境問題について考えるきっかけになってもらえるとうれしい」と話した。


