コメの価格上昇を背景に、主食としてのニーズが高まる餅。最大手のサトウ食品と味の素では、日常の食事として手軽に取り入れられる“餅+スープ”の新メニュー提案を強める。
両社では、台湾風の餅入りスープを無料提供する「鶏餅湯3分食堂」を、東京で開催した昨年に続き今年は全国3都市で実施する。
「鶏餅湯(ジーモアチータン)」は、サトウ食品が展開する一口サイズの餅「サトウの切り餅シングルパックミニ300g」と、味の素「丸鶏がらスープ」を使って開発したオリジナルレシピ。電子レンジで3分の簡単調理と自分好みにアレンジできる楽しさで、いつでも手軽に食べられるメニューとして提案している。
「お餅は正月などにあんこやきなこで食べるものとしてイメージされがちだったが、最近ではごはんの代替として選ばれる動きもあり、通年需要が拡大している。鶏餅湯は、普段の生活にお餅を取り入れていただく食べ方として誕生した台湾風メニュー。食事の選択肢のひとつにしていただけたらうれしい」。
初日に行われた「鶏餅湯3分食堂」ツアー出発式で、サトウ食品経営企画部の浅川梨乃氏がアピールした。
この日はゲスト店長として、タレントの横澤夏子さんが登場。
「お餅といえばしょうゆ餅一択だったので、スープと一緒に食べるのはびっくり。メーン料理になるのに驚いた。お鍋を使わないのもうれしい。たった3分でこんなにおいしくなるので、ぜひ試してみて」と勧めていた。
「鶏餅湯3分食堂」は11月20、21日の東京「サナギ新宿」を皮切りに、28日に福岡、12月5日には大阪でも開催する。


