トキハインダストリー イオン九州完全子会社化

イオン九州は10月21日、大分県内に23店舗を展開するトキハインダストリー(本社・大分市、資本金5000万円)の全株式を来年1月末に取得(買収金額は非公表)して完全子会社化すると発表した。

トキハインダストリーは1970年(昭和45年)に創業。地域密着型SMとして大分県を地盤に展開している。2024年2月期は売上高316億3100万円、営業利益2億1600万円、経常利益1億2100万円、当期純利益7500万円。25年2月期は今年3月に受けたランサムウェア攻撃によるシステム障害で決算は未確定となっている。近年における競合他社との競争激化や前述のランサムウェア攻撃による影響が重なり全店を臨時休業するなど厳しい状況が続いており、譲渡先を探していた。

イオン九州は今回の買収を機にトキハインダストリーの培ってきた経営基盤と同社のノウハウを組み合わせることでグループの店舗網を強化。なお買収後もトキハインダストリーの屋号や店舗体制は維持する予定。