ロック・フィ―ルドが新業態サラダ専門店 3年で10店舗オープンへ

デパ地下を中心にRF1などを展開するロック・フィールドは10月3日、新業態で「日本発のサラダボウル店」(古塚孝志社長)とする「Umi&Yama Kitchen(海と山キッチン)」の1号店を、JR大阪駅近接のグランフロント大阪地下1階ショップ&レストラン街にオープンした。

若年層を主な対象に、今後は都心部だけでなく地方都市含めた全国を対象に「3年で10店舗以上」(同)を開設する計画だ。

新業態開業の背景には、同社が今期(25年5月~)からの中期3か年経営計画の戦略テーマとして「新たな市場領域への拡大」「新規顧客づくりとしての新ブランドの開発・出店」を掲げていることがある。また、現在の社会課題に「若年層の野菜不足」「健康寿命の延伸」があり、同社の「健康的な惣菜をもっと多くの方に活用していただきたい」との思いから、古塚社長は「健康寿命の延伸には、若いころからの野菜摂取が重要」と話し、また「創業から50年が過ぎ様々な価値観が変化する中で、より時代に合った新しい形があるのではないか」との思いから新業態の開業に至った。

同店のサラダのこだわりは、「一杯で満足できるお弁当のようなサラダ」が基本で、材料は日本各地の食材や調味料を随所に取り入れる。

主なメニューは「宮城産サーモングリルときのこのサラダ」「みつせ鶏のコンフィとトマトのサラダ」など各種ラージ・スモール両サイズあり、平均価格帯は約1400円。

提供は、注文を受け付けてからスタッフが盛り付ける。カスタマイズも可能。基本的にテークアウトだが、同店はイートイン24席を設けている。10月中旬からはモバイルオーダーにも対応していく。営業時間は午前10時~午後9時。また、店舗従業員の社員は社内公募制による3人が務める。