逆光線(コラム)何をどう売る?価格上昇に苦慮
カナエ モノマテリアルパッケージ

何をどう売る?価格上昇に苦慮

身近な加工食品の値上げ、生鮮食品の値上がりにより消費者の節約意識はさらに高まるかもしれない。10月も食品の値上げが止まらない。飲料が多いが、パックごはん、包装餅、納豆、豆腐や焼肉のたれなど加工食品の値上げも少なくない。

▼生鮮食品の相場も高い。野菜に着目すると、高温、干ばつの影響が出ている。キャベツは平年を下回るが、トマトや玉ねぎは平年を大きく上回る。じゃがいも、直近では大根や白菜も高値。牛肉や鶏肉、卵も高止まりしている。

▼米の販売価格も高い。農林水産省が9月26日にまとめたスーパーでの販売数量・価格の推移によると、9月15日週の平均価格は5㎏当たり4246円。前週に比べ29円低下したが、3週連続で4000円を上回った。8月以降は新米の出回りなどで上昇傾向にある。

▼本来は「新米フェア」の季節だが、スーパーでも米関連の販促を実施しにくい環境にある。そこに高温、加工食品の値上げや生鮮食品の値上がり、節約意識の高まりといった条件が加わる。この環境下で何をどう売るか。難しい対応を迫られている。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。