カゴメ ナポリタン全国大会 王道、個性派の日本代表店が決定 群馬「鉄板焼」、栃木「エビとイカ」

カゴメは、ナポリタンの日本代表を決める全国大会「カゴメ ナポリタンスタジアム2025」において、「王道ナポリタンリーグ」では北関東甲信越エリア代表の「鉄板焼ナポリタン」、「個性派ナポリタンリーグ」では北関東甲信越エリア代表の「エビとイカのぷりっチリナポリタン」が選ばれ、7月1日に行われた表彰式でカゴメの山口聡社長より2店舗にトロフィーが贈られた。

今大会は、昨年11月から今年1月にかけて、全国9エリアの飲食店を対象にエントリーを募集し、過去最高の469メニューの応募があった。エリア大会では1万人のトマトケチャップ好きによるモニター投票を実施。ナポリタンメニューが多様化する中で、今回から初めてパスタ麺を使った「王道ナポリタンリーグ」と、パスタ麺以外を使った「個性派ナポリタンリーグ」に分けて行われ、それぞれでゴールド賞に選出されたエリア代表18店舗が全国大会に進出。最終的にWEB投票により日本代表が決定した。

日本代表に選ばれた「鉄板焼ナポリタン」と「エビとイカのぷりっチリナポリタン」
日本代表に選ばれた「鉄板焼ナポリタン」と「エビとイカのぷりっチリナポリタン」

日本代表に選ばれた「王道ナポリタンリーグ」のスパゲッ亭加良(群馬県桐生市)の「鉄板焼ナポリタン」は、ケチャップ色に緑色のピーマンがアクセントとなり、熱々の鉄板のジュージューという音と、ケチャップの甘い香りがナポリタンの王道たる所以。表彰式で加藤良夫代表は、「日本代表に選ばれて感激している。関係者や40年あまり支えてくれた家内や家族に感謝している」とコメント。

「個性派ナポリタンリーグ」のカフェテラスLION(栃木県宇都宮市)の「エビとイカのぷりっチリナポリタン」は、エビとイカが入ったぷりっとリッチなナポリタン。ナポリタンソースとピリ辛チリソースのバランスが絶妙。入江浩史代表は「普段から愛用しているカゴメトマトケチャップを活かした料理をと思い、多くの人が馴染みのあるエビチリとの取り合わせ、調和のとれた味になるよう試行錯誤を繰り返し完成した」と語った。

㊧調理するスパゲッ亭加良の加藤良夫代表/㊨調理するカフェテラスLIONの入江浩史代表
㊧調理するスパゲッ亭加良の加藤良夫代表/㊨調理するカフェテラスLIONの入江浩史代表

開催に際してカゴメのマーケティング本部食品企画部の袴田祥人部長は、「今回は『1万人が選ぶナポリタン日本代表、焼きケチャップでもっとおいしい』をテーマに開催。昭和レトロが話題となっている中での節目の開催となった」と説明。

山口聡社長は「参加者の情熱と創意工夫がナポリタンという一皿に込められ、地域の魅力が全国に発信された。今回から2リーグ制にすることで、ナポリタンの伝統と革新を表現する場にした。それぞれのメニューが個性豊かで、食べる人の心をひきつける魅力に溢れていた。カゴメはナポリタンという日本生まれの洋食文化を未来につなげるため、今後もその魅力を発信して行く。ナポリタンは料理の枠を超えた存在であり、人と人とをつなぎ、地域を元気にし、世代を超えて愛される食の架け橋だと思う」と述べた。