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加工食品製粉日清製粉 水島新工場が本格稼働 最先端のスマート工場

日清製粉 水島新工場が本格稼働 最先端のスマート工場

日清製粉は岡山県倉敷市の水島工場が完成し、このほど本格稼働を開始した。水島工場は同社が創業以来125年にわたって培った技術に加え、最新鋭の技術を駆使したスマート工場。IoT、AI、ロボットなどの技術を導入しており、同社の国内外の工場のロールモデルとなる。

総工費は約180億円。2ラインで日産550tの小麦挽砕能力があり、サイロには小麦粉4200tを、立体自動倉庫には5000t(25㎏袋が20万袋)を収容可能だ。同工場の稼働により、関東、関西、九州地区に続き中四国地区でも臨海大型工場への生産集約が完了。同社では「生産性の向上により中四国地区の顧客により安定的かつ効率的に製品を届けることができる」としている。自動化技術は生産ラインの調整や副資材、製品の搬送から、データ収集と分析、生産計画策定に至るまでの広範囲な業務で実現。数年以内には一定の時間を無人でオペレーションできる工場を目指している。将来的には水島工場で実装した最新技術を国内外の工場に展開することで、全社的に生産性を20%向上する計画だ。

環境配慮に関しても各種技術を導入しており、太陽光発電設備や省エネ設備が稼働。非化石証書を活用し、使用電力の100%を実質再生エネルギー化することでカーボンニュートラル工場として脱炭素社会の実現に向けて取り組む。さらにBCP対応として地震、液状化、高潮などの対策を講じており、サステナブルな工場となっている。

水島港の主要サイロの一つである瀬戸ふ頭に隣接しており、直接大型船を接岸できるため原料小麦を効率的に調達できる。高速道路の近くという立地から迅速で安定的な供給が期待されている。

「食文化創発カンパニー」へ 未来展望フォーラム開催

山田貴夫社長
山田貴夫社長

日清製粉は5月26日、都内で「未来展望フォーラム」を開催。新たなコンセプトとして「その想いに、小麦粉でこたえたい。」および「食文化創発カンパニー」を発表した。

新コンセプトは水島工場の稼働を機に策定したもので、食文化を創造し続けるという同社の決意を表現したもの。小麦粉をビジネスの中心に据える同社が創意工夫を凝らし、顧客とともに食文化を創造し広めるということ。国内のみならず米国、豪州、アジアなどグローバルで価値を共有する。

フォーラムでは水島工場や、米国サギノー工場で実装する最新技術や、機能性に優れた高食物繊維小麦使用の小麦粉「アミュリア」と、豪州で展開している高食物繊維小麦粉「Wise Wheat」のプレゼンテーションを実施した。

石破茂首相
石破茂首相

フォーラムでは山田貴夫社長が「水島工場では最新設備による生産性と同時に小麦粉の安定供給を深化させる。これまで職人の腕で手掛けていたことを自動化した。またおいしいの先にある健康な世界をグローバルに展開したい。地元岡山県産の小麦開発に注力し、地方食文化を創発したい」と意欲をみせた。

来賓として招かれた石破茂首相は、「水島工場のある岡山県産小麦を使った新製品開発にも取り組むということで期待を寄せている。ラーメンの自給率は14%。材料の多くを輸入に頼っている。いかなる人でも食にアクセスできることが食料安全保障。われわれは小泉農水相の改革を消費者にも生産者にも納得いただけるような政策を打ち出していきたい」と語った。

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