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キーコーヒー、紙パックコーヒーで2品目の無糖を開発 深煎りのコクとまろやかな苦みでミルクとの相性訴求する新商品投入

 キーコーヒーは、紙パックコーヒー「KEY DOORS+リキッドコーヒー」から2品目の無糖商品「深いコク 無糖」を開発した。

 「KEY DOORS+リキッドコーヒー」の販売好調と紙パックコーヒー市場が無糖タイプを中心に拡大していることを受けた動き。拡大に伴い飲まれ方が多様化していることに着目した。

 2月7日、取材に応じた阿部祐美子R&Dグループリーダーは、リキッドコーヒー飲用者355人に実施した調査結果などを踏まえ「リキッドコーヒーに牛乳を入れて飲む方や自分なりにアレンジして飲む方が多く見受けられた。特に無糖商品はコーヒーの味わいそのものをスッキリ系とコク深系で飲み分けている傾向があり、選択肢を増やすことで選ぶ楽しさもお届けできると考え、2品目の無糖を投入した」と語る。 「深いコク 無糖」は、深煎りの豆を天然水で抽出することで、ミルクに合う深いコクとまろやかな苦みを引き出した。

阿部祐美子R&Dグループリーダー
阿部祐美子R&Dグループリーダー

 「単に苦いというのではなく、飲み応えがあり、最後に苦みをしっかり味わえる設計にした」という。

 「KEY DOORS+リキッドコーヒー」ユーザーの買い回りや新規ユーザーの獲得を狙う。
 「今まで飲んだことのない方に“試しに一度飲んでみたい”と思っていただくことを一番期待している。まずは接点を増やして新しいお客様に味わっていただき、ファンを創出する活動を実施したい」と力を込める。

 パッケージデザインは、試行錯誤を重ねた。

 「ミルクに合うことを視覚的に伝えるのが物凄く難しかった。ミルクの入ったコーヒーのシズルを使用するとこの商品自体がカフェオレだと思われてしまうし、ミルクとの相性を謳いすぎると“ミルクを入れないとおいしくないのか?”という捉え方をされるリスクもあった」と振り返る。

 試行錯誤の結果、アイスコーヒーのシズルを「無糖」「微糖」の既存2品と統一し、ベースカラーを喫茶店などで提供される銅製のアイスコーヒーマグをイメージしたブロンズカラーを採用した。

 3月1日に新発売した。発売以降は、展示会への出展や同社公式SNSを活用してアピールしてく。店頭での露出を高めるためレールPOPを準備。

 リキッドコーヒー(コーヒー飲料)市場については「ドライコーヒー飲料市場は高価格帯が安定傾向にある。中でも『KEY DOORS+ リキッドコーヒー 無糖』は700ml以上の紙容器では一番売れており、しっかり価値を認めていただいているカテゴリ。価格が多少アップしたとしても、変わらず飲んでいただけるお客様に支持されている」との見方を示す。

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