14.6 C
Tokyo
11.9 C
Osaka
2025 / 11 / 16 日曜日
English
逆光線(コラム)ミニスーパーとコンビニ
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

ミニスーパーとコンビニ

駅前の本屋が閉店し、跡地にミニスーパーが出店した。両隣がコンビニに挟まれた激戦地だが、ここに勝機ありと割り込み、駅を降りて3店舗が並ぶ光景は異様だ。

▼首都圏では、こうした小型店舗の出店が増えている。イオングループの「まいばすけっと」は05年の1号店オープンから20年間で、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県1200店舗に拡大した。年間100店舗以上の出店ペースをさらに加速し、2030年度には2500店舗体制を目指すという。

▼PCを活用した小型店運営の競争力が高まり、都市部への人口集中と物価高が追い風となっている。キーワードは安さと近さだ。コンビニよりも安く、遠くのスーパーよりも近くて便利――が支持されている。新築マンションに入居するスーパーも増えており、都市型小型店の開発は首都圏攻略の要となってきた。

▼先日公表された人口推計では東京圏だけが微増で、地方との二極化が進む。都市部で出店を加速するミニスーパーに対し、コンビニは焼きたてパンなど新たな商品・サービスを拡充、過疎地域では生活インフラとしての役割も増している。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点