2025年日本国際博覧会(略称:大阪・関西万博)が4月13日に開幕する。
会場は大阪・夢洲(ゆめしま)で、開催期間は10月13日までの184日間。17の国内パビリオンと海外パビリオンは160を超える国・地域、国際機関が参加し、来場者数は国内外から2820万人を見込む。国内パビリオンでは、食品各社も全期間から、1週間単位も含めて多くの企業が出展し、ミライに主眼を置いた食や健康、メニューや調理・提供方法などを提案する。食のミライに触れる184日間が始まる。
国内パビリオンは、「日本館」、「ウーマンズパビリオン」、「大阪ヘルスケアパビリオン」、関西広域連合9府県の「関西パビリオン」の4館を始め、13の民間パビリオンはNTT、住友、三菱などの大手から、食品では大阪外食産業協会(ORA)がパビリオンを構える。特に大阪ヘルスケアパビリオンやORAには多くの食品企業が出展する他、会場内には飲食・物販72店舗(飲食44店舗、物販19店舗、サービス8店舗、アミューズメント1店舗)が万博会場限定メニューなどを販売する。
「大阪ヘルスケアパビリオン」では、セブン‐イレブンが、来場者の健康状態に合わせて必要な栄養や食事の提案を個別に提案する他、森永乳業がビフィズス菌の有用性を楽しいゲームを通して伝える。また、ミライの食の販売では、エア・ウォーターがミライのミックスドリンクを、六甲バターが植物性素材のみで作ったメニュー約50品を販売する。
ORA外食パビリオンでは、飲食店や食品メーカーなど約80社が会期中月替わり週替わり等で体験教室やミライの食などを提案する。グルメ杵屋はうどん打ち教室や次世代うどんを提案するほか、伊藤ハム米久HDは大豆ミート使用のハンバーガーを販売する。
会場内飲食店は、スシロー、くら寿司、ロイヤルホールディングスなどの外食企業の他、ニチレイやサントリーなども飲食店を展開する。
当初は国民の関心が低いと言われた万博だが、3月に入ると国内外のパビリオンや出展各社の内容が披露され、万博への注目度は日ごとに高まっている。
(本紙4月11日付に大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン関連記事)
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